【都市伝説・日本】疫病を退散する「アマビエ」。実は武士の絵が下手だっただけ?
コロナ退散で人気の妖怪「アマビエ」。実は記録を記す際、誤字がきっかけで「アマビエ」が誕生したと言います。
アマビエ伝説とは?
最初に登場したとされるのは江戸時代。弘化3年(1846年)の熊本県。毎晩、夜になると海が光る怪奇現象が発生し、それを調査に肥後藩の武士が調査に出かけたところ、髪を下した女性が岩場に座っていました。
振り返ると、口にはくちばしがあり、首から下にはウロコがあった上、足が3本ありました。そして、武士に対してこう言いました。
「私は海に住むアマビエというものです」
「今から6年間は豊作が続きますが、病気が流行り6割の人間が死にます」
「でも、私の絵を書いて奉納すれば死ぬことはないですよ」
「忘れないでください!また、他の人にも伝えてください」
そこで早速、武士は絵を書いたのですが、その絵が現代に伝わる有名な絵となりました。それにしても、絵が下手すぎ?
アマビエは「アマビコ」の間違え?
アマビコとは、全国に伝わる、サルのような顔と3本の足を持った妖怪です。
吉報と不幸を予言し、自分の姿を描き、奉納することで救われるという妖怪です。
アマビエとよく似ていませんか?
さらに、アマビコの『コ』は「エ」にも似ています。
つまり、アマビエは、本当はアマビコのことを伝えており、肥後藩の武士の絵ごころと文字の達筆さから生まれた(=話が独り歩きした)新種の妖怪だったとも言われています。
※諸説あり