【都市伝説・日本史】「いろはにほへと」は冤罪の叫びだった?
いろはにほへと・・・・箇条書きに(イ)(ロ)など使われるくらい有名な歌。
ただ、これには怖い言い伝えが残されていますので紹介します。
この歌は、平安時代中期に確立したとされ、「ねはんきょう」と言う仏教の本を和訳したものとされており、僧侶によって広められたと言われています。
一説には、空海や柿本人麻呂が作者ではないかとされている説もありますが定かではありません。
現在残っている文献で最初に登場したのは、「金光明最勝王経音義」(1079年)という書物で、その巻頭に掲載されているそうです。
全ひらがなを、一度も同じ文字を使わず、しかも全部使って歌を作るという点で奇跡!しかも、現代人が誰でも知っている点でも奇跡としかいいようのない歌です。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
これを漢字にすると意味が分かりやすくなります。
【漢字編】
色は匂へど 散りぬるを
(香りのよい、美しく咲いている花もやがて散ってしまう)
我が世誰ぞ 常ならむ
(この世に生きる我々もいつまでも生きていられるわけではない)
有為の奥山 今日越えて
(迷い多き人生を乗り越えて)
浅き夢見じ 酔ひもせず
(悟りの境地に至れば、儚い夢を見ることなく、迷いのない安らかな心境になる)
■都市伝説
このいろは歌に関する都市伝説は、ある村に突如一人の男性が現れ、子供たちにいろは歌を教えたと言われています。その数日後、その男性は突如捕らえられ、やがて死刑になったそうです。
その男性がこともたちに、こう言いました。
「この歌はね、、最後が大事なんだよ、最後が・・・」
このいろは歌を以下のように改行を変えてみます。
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
最後の言葉を抜き出すと。「とかなくしてしす」。
つまり「罪(とが)無くして死す」=無実の罪で死ぬ。。。。。
※諸説あり