【都市伝説・日本史】みんな大好き「肉じゃが」はビーフシチューの失敗作だった?
肉じゃが発祥の背景に、東郷平八郎が大きくかかわっています。
東郷平八郎とは、薩摩藩士出身で、日露戦争において連合艦隊を率いて世界屈指の戦力だったロシア帝国海軍バルティック艦隊を一方的に打ち破ったことで一躍有名になった日本海軍のトップだった人物です。
東郷平八郎が1871年(明治4年)から7年間、イギリスのポーツマスに留学していました。そこで食べたビーフシチューの味が忘れられず、帰国後に艦上食にしようと料理長に作らせました。
ところが、ビーフシチューを知らなかった料理長は困り、東郷平八郎から聞いた具材を使い、味付けは(日本の調味料だけで)料理長の感覚で作りました。
もちろん、ビーフシチューにはほど遠いものでしたが、料理を食した東郷平八郎は
「なんか違うけど、うまい!」と感想を残し、ここに「肉じゃが」が誕生したとされています。
当時、すでにビーフシチューや、その応用であるハヤシライスが存在していたことから、単純に料理長が知らなかったことが生んだ、偶然の産物とされています。
なお、今では、東郷平八郎が赴任した、京都府舞鶴市と広島県呉市が発祥地バトルを起こしましたが、現在は共に「肉じゃが発祥の地」として観光PRしています。
※諸説あり